三重県最東端 神島の旅館でワーケーション 一潮騒の宿 山海荘
特集
こんな方におすすめ
- 三島由紀夫も滞在した神島で、大自然の神秘を体感したい方
- 神島の暮らしや食を味わい、リフレッシュしたい方
- 頭の中の情報を落ち着いて整理したい方
潮騒の宿 山海荘の3つの特徴
定期船乗り場から徒歩1分の「潮騒の宿 山海荘」は、訪れる人を温かく迎え入れてくれる島唯一の宿。「潮騒の宿 山海荘」の魅力は、三島由紀夫が滞在した潮騒の舞台である神島を散策しながら、宿でプチワークもしっかりできること。それでは、順番に紹介していきます。
特徴①.1階エントランスでコーヒーを飲みながら、ゆったりリモートワーク。
4階建ての山海荘では、お部屋や展望風呂から神島の町並みを一望できます。特にうねる白波に目を奪われてしまいます。お部屋では座椅子に座って企画書制作やアイデア出しなどの仕事に精を出したり、1階エントランスでは椅子に腰掛けてリモートワークに励めます。1階エントランスには、嬉しいコーヒーセルフサービスもあります。
また、1階エントランスは山海荘の神島グルメをいただける「お食事処」でもあります。神島の豊富な魚介は絶品。特にプリップリなタコ料理は味合わないともったいないです。
特徴②.三島由紀夫が滞在した潮騒の舞台で過ごす
神島といえば小説家 三島由紀夫が書き上げた純愛小説「潮騒」の舞台。何度も映画化をされた時代を超えて愛される「潮騒」のゆかりスポットを、山海荘から気軽に巡ることができます。実際に三島由紀夫が居候していた当時の漁業組合長のお宅「寺田邸」は、山海荘で鍵を管理。鍵を開けていただき中にお邪魔すると、三島由紀夫が「潮騒」を執筆していた机や部屋から眺めたであろう景色に触れることができます。
また、神島には至るところに「三島由紀夫」や「潮騒」に関するパネルが設置されていますので、要チェックです。
特徴③.ぐるっと神島を1周散策 約2時間のハイキングで気分爽快
せっかく神島を訪れたなら、ぐるっと神島を1周しないという選択肢はありません。必要最低限の荷物を持って、ギュッと靴紐を結び、神島散策に出かけましょう。
神秘的な空気に包まれる八代神社、日本の灯台50選に選ばれた神島灯台、戦時中に旧陸軍の監的哨跡、長い年月をかけ雨風で侵食されたカルスト岩など神島にはスポットが盛りだくさん。映画「潮騒」に登場する「監的哨跡」では、建物内の光と影に魅入られ、屋上に登れば大パノラマが広がっています。巨大なコンテナ船の姿を見つけて、グングンと大海へ進んでいく光景は必見です。神島の大自然の雄大さに、ただただ圧倒されること間違いなし。約2時間かけて神島1周を終える頃には、とても清々しい気持ちになっていることをお約束します。
また、テトラポットに打ち寄せる波やたくさん積まれた蛸壺など、漁港周辺の散策も忘れてはいけません。仕事で悩み事や考え事、新しいアイデアを探している方は、天啓が舞い降りてくるかもしれませんよ。
潮騒の宿 山海荘でワーケーション体験してみたレポート
船に乗り込んだ時点で、神島でのワーケーションは始まっています。バッシャーンと船の窓を打ち付ける波しぶきに、初めての方は驚いてしまうかもしれません。船酔いする方は酔い止めを忘れずに。
そんな荒波(神島の方にとっては凪?)を乗り越えると、グッと密集した家々が斜面に連なる神島の町が迎えてくれます。
潮騒の宿 山海荘さんに到着すると、ホッと一安心。入った瞬間から、とても落ち着くお宿とわかり、その印象は滞在中ずっと変わらず。1階も自由に使ってくださいねとご案内いただき、安心してリモートワークにも励めました。1階ではWi-Fi環境が整っているので、不自由なくお仕事できます。
ただ、初めて神島にきたならパソコン画面を見ているのは、やはりもったいないです。何を隠そう、僕も初神島。スマホも部屋に投げ捨てるくらいの覚悟で、デジタルデトックスしながら神島散策に繰り出します。ワーケーションとして神島に訪れるのであれば、どんな仕事を持ってくるのが適しているかと問われれば「重要な決断・判断事項」でしょう。何か重要な決断を迫られていたり、何かに悩んでいるときに神島を1周ぐるっと回れば、思考が整理され答えが出ているかもしれません。抽象的な提案ですが、的外れではないと思ってます。
また小説家 三島由紀夫のように、神島に滞在することで例えばクリエイターさんは、何か良いインスピレーションを受けるのではとも。
気をつけたい点としては、動きやすい格好や冬は防寒などの事前準備をしっかりすること。特に神島で吹く風は想像以上に強いです。お部屋でも風の吹き荒れる音が聞こえてきますので、繊細な方は耳栓などを用意しておくと安心です。
また、答志島同様に神島には生活リズムを朝型へと矯正してくれる島時間が流れています。普段は夜型気味の僕も、早寝早起きに。小説家 川端康成に送った三島由紀夫の手紙に「この僕までたちまち浄化されて、毎朝6時半に起きている始末です。」と記しています。普段とは異なる生活時間を過ごしたいという方は迷わず「潮騒の地 神島」を目指し、山海荘へ宿泊してみてください。
山本欽久、神島生まれ、潮騒の宿「山海荘」店主。神島直送鮮魚店「山久本店」オーナー、鳥羽市広告宣伝戦略委員会委員長。日々鳥羽のPRに奔走しています。神島と楽しいことが大好きです。