ミス・インターナショナル代表に鳥羽の魅力を伝える

こんにちは、移住コーディネーターの真千代です。
今回はミスインターナショナル世界大会に出場の為来日した、アメリカ・フランス・タイ・シンガポールの代表をお呼びし、鳥羽市の魅力を伝える企画に通訳として同行した2日間をご紹介します。

小学生との交流
安楽島小学校を訪問し、子供たちとの交流をしました。子供達が各国の言葉でお出迎え。質問タイムでは、ミス達が驚くほどの元気な質問がどんどん続きました。「好きなキャラクターは何ですか」の質問にミスUSAが「スパイダーマンです」と答えると会場は大盛り上がり。漫画や映画のキャラクターは国籍や年齢の壁を簡単に超えてしまいますね。そのあと、子供達と一緒に給食を食べました。給食制度は日本独自のもので、ミス達はこぞって素晴らしい制度だと話していました。子供たちとの交流が予想以上に盛り上がり、サインにハイタッチと最後までついてきてくれる子供たち。タイ代表は教師をしている為、安楽島小学校の体験が最も嬉しかったと後で語っていました。

施設見学
鳥羽が世界に誇る御木本真珠島と海洋プラスチックごみを再生プラスチックアートにアップサイクルするリマーレへお連れしました。ミス達は、初めてみる海女の実演、ミキモト真珠島のお庭や海の風景、真珠養殖についての展示資料をとても熱心に魅入るように見学しました。リマーレでは、再生プラスチックを使ってチャームアクセサリーを作りました。さすがミスたち。個性ある素敵なチャームを作り上げていました。

「鳥羽の魅力について」のフォーラム&歓迎会
フォーラムはパネルディスカッションで行われ、パネラーは鳥羽で活躍する女性達。地域潤滑油としてのホテル業界の役割。地域体験を重視するエコツーリズム。海女の海を守りたいという願い。高校生&教師から見る鳥羽の魅力や鳥羽の発展の為にできること等。さまざまな局面から鳥羽の魅力やこれからの姿勢が語られました。ミス達が後で「鳥羽の女性の逞しさ」について話してくれました。ミスとして社会的任務を自負しているだけに働く女性としての共感を強く感じたようでした。歓迎会での鳥羽の海の幸を使った見事な料理には、ミス達も目を輝かせながら堪能していました。九鬼水軍太鼓の演奏も披露され、ミス達にも太鼓の体験をしていただきました。最初は緊張していましたが襷をかけて太鼓を叩き終わった後は達成感のある笑顔で答えてくれました。

障がい者のかたとさおり織と手結び編み体験
2日目、鳥羽一番街で障がい者のかたとさおり織と鍋敷きの手結び編みの創作体験をしました。創作と交流は障がい福祉事業サービスを展開する五っぽさんが手がけている事業で、ミス達は障がい者さん達が描いたデザインのTシャツを着て登場。作業のお手本やデザインを見せてもらって「素晴らしい!」の連続でした。そして、よさこいソーランも披露してくれました。

答志島巡り
チャーター船に乗り、ノリ養殖の見学や漁船の漁師さんの船上でのお出迎え、伊勢湾のゴミの大半が流れつく浜などエコツーリズムを満喫するルートで答志島に向かいました。到着後はタコつぼのクイズ、八幡神社参拝、各家に炭で描かれている〇八の謎など島の文化について知るまち歩きを体験しました。昼食はロンク食堂にてアイゴを中心としたランチ。海藻保護の観点からなぜアイゴを食べることが大事なのかなどのお話しにミス達は熱心に聞いていました。そして年に一度行われる「神祭」の中でも盛り上がる弓引き神事をミス達とスタッフで再現し体験しました。ミス達は大興奮!答志島ツアーを満喫されたことでしょう。

印象に残ったミス達の言葉
・持ち帰りたい思い出は今朝ホテルからみた朝日です。こんな美しい朝日を今まで見たことがありませんでした。(ミスUSA)
・鳥羽での体験が余りにも特別なので、フランスに帰ったら初めて彫る入れ墨を鳥羽とするか鳥羽のシンボルのようなものを彫りたい。そして今度は1か月は鳥羽に滞在し、フランスで関わっている子供達のボランティア団体のような活動を鳥羽の団体と一緒にやってみたい。(ミスフランス)
・鳥羽の景色だけでなく人々の温かさが故郷チェンマイを思い出させました。タイで鳥羽をどんどん紹介していきたい。(ミスタイ)
・忙しいシンガポールの生活に必要なリラックスゼーションや瞑想をしにゆっくりと鳥羽に戻ってきたい。(ミスシンガポール)

鳥羽の魅力を2日間で伝えるためギュッと凝縮した内容でしたが、ミス達は笑顔でやり抜き、隙間を探して発信をする姿に、さすが国の代表となる人達と感心させられました。美しいだけでなく、知的で活動的なミスインターナショナル代表たち。帰国後の彼女たちの人生に鳥羽での体験が大きく影響を与えることを願っています。

 

プルックサラナン真千代

鳥羽市移住コーディネーター

各国での海外生活30年を超えて、今年の4月にようやくバンコクから帰国。 “海のある暮らし”で検索し鳥羽の魅力を知り鳥羽市へ移住。毎日、鳥羽の素晴らしい景色や食べ物に幸せを感じ過ごしています。そして太極拳の師範歴16年。