コーディネーターまちよが行く!~しろんご祭りと菅島灯台150周年記念~

こんにちは、移住コーディネーターの真千代です。
今回は7月8日に菅島で行われた、しろんご祭りと菅島灯台150周年記念の見学に行ってきました。

午前7時55分マリンターミナル発の定期船に乗る予定が、臨時便が45分に出るということで急遽臨時便「サンキュー」号に乗って出発しました。デッキに上がって風に吹かれて他の島々を眺めている内に菅島に到着。
港はすでに祭りの賑わいを感じます。漁港からしろんご浜までゆっくりと歩き、美しい浜に到着。

今年の海女頭を決める黒と赤のアワビ、「招きあわび」漁参加の海女さんは13名。すでに浜に座って宮司さんのご祈祷を待っていらっしゃいました。日差しのきつさもあり、海女さんも全員揃っていたので45分にご祈祷がはじまりました。ご祈祷を終えて、赤旗が立ち法螺貝が吹かれると海女さん達は一斉に海に向かいます。

伝統の白の海女服、彼女たちの漁の間、鮮やかな旗を風になびかせ、関船6艘が海上を3周廻ります。
壮観な風景です。

今年、招きアワビをいち早く獲られたのは松村とみえさん。彼女が今年の海女頭となります。つがいのアワビは浜を上ったところにある白髭神社に奉納されました。

しろんご祭りを堪能した後は、白髭神社に参拝、一途に菅島灯台を目指します。歩いていると、祭りの準備や片づけ等で車で通る地元の方がどんどん声をかけてくださって、お祭りの日の楽しさがつたわってくる楽しいハイキングでした。

現存するレンガ作りで最古の菅島灯台は今年150周年を迎え、今日は灯台の中に入り上まであがることができる特別な日。人手も多く傾斜が急で狭い為、海上保安庁の方々が連絡を取り合い、上る人降りる人の援助をされてました。1年に一度頂上の展望台から見える、美しい風景に溜息と感謝。

帰りは定期船に乗る前に前々日予約しておいた「しま弁」を頂きにおかげ屋さんへ。お祭り日なのでサザエごはんが炊かれていて一層豪華な「しま弁」でした。これも菅島トリップのお楽しみの一つです。

                 ※すべての写真:エイチエムプロデュース濱地氏提供

伝統的な海女行事に、重要文化財の灯台、プチハイキングに最適な林道からみえる壮大な海と島々、そして美味しい海の幸を楽しみに、ぜひ多くの方に菅島にいらしていただきたいと思った一日でした。

 

プルックサラナン真千代

鳥羽市移住コーディネーター 

各国での海外生活30年を超えて、今年の4月にようやくバンコクから帰国。 “海のある暮らし”で検索し鳥羽の魅力を知り鳥羽市へ移住。毎日、鳥羽の素晴らしい景色や食べ物に幸せを感じ過ごしています。そして太極拳の師範歴16年。