明治の風が吹く、生まれ変わったものの集い場、明治蔵
皇學館大学記者
明治時代に建てられた蔵。その生まれ変わり、そしてこれからについてご紹介いたします。
明治蔵はなかまちのメイン通りから1本外れたところに建っています。
所有者、アワヘイさんは、この蔵をなかまちのために使ってもらうことを決意し、蔵のリフォームをされました。
そのリフォームが終わった後、この明治蔵の管理を任されているNAKAMACHI と、芝浦工業大学の空き家改修プロジェクトチームによって、数年に渡る明治蔵のリノベーションが始まりました。
まずプロジェクトチームによって、ブックブロックと呼ばれる可変的な家具の制作が行われました。1つ1つは子どもが持ち運べるほど軽いものですが、単体で椅子として使用したり、複数で机として利用したりすることもできる素晴らしいものです。
他にも和紙を使用した行燈のような照明や、来訪者で作り上げていくブラックボードも設置されました。
ブックブロック行燈(あんどん)を模した照明来訪者用のブラックボード
令和4年3月に改修は一区切りつけられ、お披露目として、ワークショップが行われました。
作られた作品の一部
この明治蔵は物を保管する場から、ものを集める場に変化しています。ギャラリーやワークショップ、読み聞かせなど、かつての物だけではなく、者も集まる場になることが予感されます。