島暮らし 誘惑がいっぱいの通学路
暮らし
本日紹介するのは、答志島学生の通学路!
答志島には、保育所・小学校・中学校があります。
高校からは島外の学校へ進学します。
高校で出会った島外の友達と地元の話をした時に、驚かれることが多く
当たり前だと思っていた島での日常の面白さに気づきました。
本日はその通学路のエピソードを交えながら紹介していきたいと思います!
集団登校の振り分け
小学生は近所のみんなで集まって集団登校をします。前の記事で紹介した通り、答志島の路地はとても細く狭いです。もちろん家々の間も狭い。ということはほとんどの家がご近所さんなのです。
近所で集まるとかなりの人数になってしまうので、班が細かく分かれていました。
この写真の中だけでも3班ほどありました。多いですよね(笑)
大好きな親友と家が隣なのに、班が分かれたのも良い思い出です。
消防前メイン通り
答志地区の子供たちが登下校の際に必ず通る道。
登下校以外にも、集合場所として使われることがとても多い場所です。分かりやすく例えるなら、渋谷ハチ公前です。
そんな答志のハチ公こと消防前のこの道は、島の住宅地の中で一番広い路地です。
広いといっても軽トラックが一台停まれば道は軽トラックでいっぱいになります。
何がすごいって、この路地を運転する運転手さんがすごい!!
毎日顔の違う海岸沿い
こちらは中学生限定!なんとも贅沢なことに、毎日海沿いを登下校します。
夏は灼熱、冬は強風、、苦痛な思い出が多かったですが今思えばとても貴重な経験ですね。島外の友達に一番羨ましがられたポイントです。
真ん中の広い道が通学路です。
海が荒れていると、なんと波が写真左側に映っている柵を越え打ちあがります。
気を抜いていると波をかぶります。
わざと波をかぶって、先生や両親から雷を落とされた学生もいました(笑)
5月にはひじきが干されるため道の8割~10割が、ひじきで埋め尽くされます。
車に気を付けて道の端っこを通ります。
船に乗り遅れると、次の便まで時間待たないといけません。
この道で船が港に入りかけているこの景色が見えると、先生たちが慌ててバイクや車で学生の横を通って行きます。
船通勤もなかなかない経験ですよね(笑)
前の記事でも紹介したサンシャインビーチ。
夏休みになると海水浴を楽しむ観光客や地元の子供たちで賑わいます。
夏休みの部活終わり、へとへとなはずなのに、海水浴を楽しむ人達につられ、
そのまま泳ぐ学生もいました(笑)
島っ子って感じですね(笑)
じんじろ車
鍛冶屋の甚次郎さんが作ったことから「じんじろ車」と呼ばれるようになった四輪手押し車。
狭い路地で荷物を運ぶために必要不可欠なモノです。
老人が杖替わりこれを押して歩いていることが多いです。
畑仕事に向かう時や、船乗り場荷物の受取りに行くときなどに使います。
(この写真のものは手押し車)
保育所は写真の坂よりも、もっとなが~~~い坂の上にあります。
小さい頃、このじんじろ車をおしてひいおばあちゃんが迎えに来てくれていました。
かごに乗せてもらって帰るのが楽しかったです。
交通手段は船!
対外試合、習い事、通勤、通学、、、こういう場面で使う交通機関といえば、車やバスや電車ですよね。これに加え船を使います。
島外でできた友達に「今日何で来たんー?」と聞かれることがよくありました。
「船やよ!」と答えると「船?!すごいね!」と驚かれ、そこから島について質問攻めの嵐です(笑)
島の玄関 船乗り場(和具港)
和具港で降りると目の前に海が広がっています。
毎日違う「海×空×太陽」の絶景で、一日の疲れも吹っ飛びます。
悪天候の日や、天気は良くても、霧まみれで船を出すのが危険と判断されると
船が欠航になるので島の外に出られません。
こういう場合、先生が島に出勤できないので休校や自宅待機になります。
島外に通学している高校生は公欠扱いで欠席、早退になります。
ほかの学校は普通に学校があるのに自分たちだけ休みになっていたので、得している気分でした(笑)
懐かしい風景と思い出に浸って、つい長くなってしまいました^^;
答志島は「どの子もうちの子」精神で、どこにいても誰かが見守ってくれているような、あたたかい島です。
自然豊かな環境でのびのび子育てをしたいと考えている親御さん、是非答志島へ!!