目指せ歴女 その参~海の博物館編~

海の博物館は、「海民(かいみん)」と呼ばれる漁師・海女・船乗り・そして海辺に住む人達が海と親しく付き合ってきた歴史と現在、さらに未来を伝える「海と人間」の博物館です。海女や魚、木造船、海の祭り、海の環境など、海に関する約6万点(含 国指定重要有形民俗文化財6879点)の民族資料を所蔵し展示されています。今回はこちらにお邪魔しました。(^^♪

海の博物館(リンク)
鳥羽市浦村町大吉1731-68
【アクセス】JR・近鉄鳥羽駅から車で約20分、パールロード経由のカモメバスで35分(海の博物館前下車)
無料駐車場有

今回も案内図を元にご紹介させていただきます。
【館内図】

①展示A棟
A棟が入館する入口(受付)になっています。入ってすぐ神島で行われている行事のゲーター祭が表現されいました!

まずは入口の近くにある映像ホールに入りました。ここでは10分程の映像と解説で海女について詳しく学ぶことができます。

魚介類の模型が展示されていて同じ貝やエビでも種類が多く、パズルを使って魚について学べたりと5歳の息子は興味津々でしばらく動かず・・・小さい子たちにも人気のコーナーです。

こちらは潜水艦の白鯨号が展示されていて中に入ることができます。他にも昔話が流れているコーナーや海女さんの目線で漁をする動画が流れるコーナーなど体験箇所も豊富です。

 

②展示B棟
真ん中にはカツオの一本釣り漁をする漁師の船が再現されています。とても大きく圧倒的な存在感で展示されています。

他にも地引き網をしているジオラマや海の幸を捕獲する漁法や実際に使用していた様々な道具が展示されていますが、捕獲する獲物によっても漁法や道具が違うので展示作品は数多くあります。パネルや模型や写真などを使ってわかりやすく解説されていました。ジオラマはとても小さなところまで丁寧に作られていてます。時代劇でしか見たことがないような大きな帆を張った木造船の模型もあります。

こちらの棟にも体験する場所があり、この眼鏡を使って地図が3Dで見ることができました。

海女さんが休憩する海女小屋が再現されていたり、他にも海女さんが使う道具などが展示されていました。

 

③収蔵庫 船の棟
昔使用していた種類の違う船がズラッと並んでいて、各船に説明のパレットがあります。船の多さにもビックリですが階段を上って上から違った目線で見ることもできます。

④体験学習館(2F特別展示室)
クラフト体験ができます。飛び込みで伺ったのですが、予約がなくても参加することができました。ジェルキャンドル・海藻のストラップ・海の貝殻などを使ったマグネット・貝殻のストラップ作りがありました。今回は貝殻のストラップ作りに息子が挑戦!ちょっと難しいところは一緒にして時間は30分ほどで完成。

※体験メニューを希望される方は、他にも特別体験などがあり詳しい情報はホームページをに掲載されています。事前に連絡されるかご確認していただくことをお勧めします。

2階は特別展示室になっています。今回は海の博物館が開館50周年記念でこれまでの博物館の歴史やイベント内容について展示されていました。今年の4月23日~7月10日の期間中は『大漁旗~漁村のにぎわいと海民の絆』が展示されています。

⑤ギャラリー
企画展となっており、展示作品が変わります。今回は展示作家:ダダオ氏の『漂流海民トバリ族∞INFINITY』でした。(2022年3月12日現在)
今年の4月29日~8月28日の期間中は『海のパズル~海のいきもので、あそんじゃお』が開催されています。

 

カフェテラス「あらみ」
ちょっと疲れたので一休みすることにしました。店内は自然と一体化しているような空間を再現せれていて、石の壁やヒノキや杉を使ってできたテーブルや椅子があります。スイーツと青いクリームソーダをチョイスしました!他にも地元の海藻を使ったメニューがあり、名物のところてんや海の幸牡蠣カレーなどとても魅力的でした。次回はスイーツだけじゃなく食事もしたい♪

ミュージアムショップ
ここでしか購入することのできないオリジナルグッズがあります。かわいい文房具や鳥羽の海藻類、貝殻のペンダントやドーマンセーマングッツももちろんありました。

 

他にも見どころがたくさんあります。
海の博物館は建物や空間にも魅力があり建築賞を受賞されています。あまり詳しくないのですが、建物はアートの雰囲気もあり棟の中など天井部分は木造船のような建て方でした。自然を楽しみながら回ることができ、所々に休憩できるベンチが置いてあるので疲れることなく見学できました。私の休憩スペースのお気に入りは瓶玉と山桃の木が立ち並ぶ中庭です。

 

最後に…
お昼の13時頃に入館したのですが、17時の閉館間際までいました。展示物の迫力だけじゃなく体験するコーナーも所々にあったりと工夫されていて、5歳の息子もどこに行っても興味津々で「これは、どう使う?、これは何?この名前は?」と…前のめりでした。(笑)そして、わたしも前のめり。(笑)
とても楽しくて時間があっという間にすぎました。また特別体験学習もかねてゆっくりと訪れたいと思います!(^^♪

 

CHIKUSA

とばる編集部員

鳥羽市内の山の方に住む一児の母。 今はヤンチャな息子に振り回されています。 最近の趣味は息子と鳥羽・伊勢志摩地域のアレコレを探訪しています。